先日、子供たちのピアノ発表会でした。 もう、親の心境としては「感動」を通り越して「心臓がいくつあっても足りない」修行のような数時間でした(笑)。
緊張と、プライドと、一夜漬け。
長男:曲はリズムの難易度が高い**「バラード」**。 母の心配をよそに、本人は意外とクール。途中で少し「おっと!」と指がつかえる場面もありましたが、何食わぬ顔でリカバー。その「動じない心」、普段の片付けの時にも発揮してほしいものです。
長女:曲は**「スケーターズワルツ」**。 氷の上で2回ほど派手に転んだ(弾き間違えた)音がしましたが、本人の表情はまさにプロのスケーター!「間違い?そんなの演出よ」と言わんばかりの堂々たる演奏で、今日が一番の出来栄えでした。その強心臓、誰に似たのかしら……。
ある意味一番の注目株だった次男。:何を隠そう、自宅でまともに練習したのは今週に入ってからのわずか3日間。 そして、両手で弾いているではありませんか!もはや神頼みに近い状態で送り出しましたが、なんと本番はノーミス!しかも誰よりも力強いタッチ! 「……練習って何だろう?」と、コツコツ型の長男の隣で母が遠い目になったのは内緒です。
飽きかけた子供たちを黙らせた「本気」
さて、三人の演奏が終わると、案の定「帰れない?」「まだ終わらないの?」とモゾモゾしだす三兄弟。 そんな空気を一瞬で変えたのが、最後に登場した高校生の**「幻想即興曲」**でした。
あの激しい打鍵と流れるような旋律。 さっきまでお昼ご飯のことしか考えていなかった子供たちが、まるで魔法をかけられたように、口をポカンと開けてステージに釘付け。 「本物のカッコよさ」の前では、どんな注意も不要でした。
つかえても、間違えても、あるいは一夜漬けでも(笑)、最後までステージで戦い抜いた子供たちの背中は、少しだけ大きく見えました。 みんな、本当にお疲れ様!
次に向けての目標!
あの夜の「いつかあんな風にかっこよく……」という気持ちは、ただの憧れでは終わらなかったようです。
なんと長男、あれからずっと**「パイレーツ・オブ・カリビアン」**を耳コピで猛練習中! ジャック・スパロウが荒波を越えていくようなあのメロディを、一音一音、自分の耳を頼りに探り当てています。
そして早くも宣言。 「夏の発表会、俺はこれを弾く!」
まだ冬が終わったばかりですが、わが家の夏に向けた航海はすでに始まっているようです(笑)。 次のステージでは、どんな冒険を見せてくれるのか。 今から楽しみで、ちょっとだけ(練習の音漏れが)賑やかな毎日になりそうです!

