こんばんは、週末の旅行に向けて、支度真っ最中のドタバタ母さんです。

わが家の次男(6歳)は今、パソコンゲームに夢中だ。 まだ感情のコントロールが追いつかない彼は、画面の前で喚き、時には聞くに堪えない言葉を吐き捨てることもある。母としては「コラ!」と一喝したくなる、なかなかに荒れたゲーマー生活である。

そんな彼が、突然しおらしく私に聞いてきた。





「ねぇ、お母さん。11×11は?」 「395+398は?」

聞く相手を間違えてはいない。しかし、この計算を解く本人のスペックを完全無視した高度な問い。 ゲームをクリアしたい一心で「知っている人に聞く」という最強のショートカットを覚えたらしい。その行動力は褒めてやりたいが、母の心には一抹のモヤモヤが。

(ねえ、それは身の丈に合ってないんじゃない?)

私はついつい、真面目に返してしまった。 「そのゲームをクリアしたいなら、ズルをせずに計算を勉強して、自分が解けるようになったらいいと思う。それは本当のクリアではないです。」

案の定、次男は**バタン!**と音を立ててパソコンを閉じ、そのままベッドへ直行。 布団を被り、声が漏れないように必死で啜り泣いていました。 

怒鳴るわけでも、八つ当たりするわけでもなく、暗闇の中で一人、悔しさと情けなさと「正論」に向き合い、感情の折り合いをつけている小さな背中。

(たかがゲームに、ちょっと大人気なかったかな…)

そう反省しつつも、私は思う。 誰かの力を借りるのも才能だが、**「自分の力で立ち向かえない悔しさ」**を知ることも、また立派な成長だ。

次に彼がパソコンを開くとき、それは少しだけ「勉強」に興味を持ったときか、あるいは自分のレベルを認めたときか。 母さんも、次はもう少し優しく「九九から始めようか」って言えるように、心の身の丈を伸ばしておこう。

さーて、旅行の準備がんばるぞー!